空き家売却相談窓口|三木ハウスプラン の代表者三木正義です。
空き家売却アドバイザーとして、所有する空き家の処分に困っておられる方からのご相談をお受けして、その解決方法をアドバイスさせていただいております。空き家を、売却しようとしても売却できないのにはそれぞれに理由があります。 その方のお悩みをお聞きして、一緒に考え、一緒に解決方法を見つけていくのが空き家売却アドバイザーの仕事です。
私は元々音楽が趣味で、大学卒業後は、犬のマークの日本ビクターに入社しました。 10年勤務した後、楽器店を開業しました。ピアノブームの中、毎日のようにピアノが売れて好調でしたが、4~5年で頭打ちとなりました。そんな時、ピアノレッスン室の防音工事を頼まれることが多くなり、あるいはピアノの練習にふさわしい環境の家土地を探しているので紹介して欲しい、という依頼があったりもしました。
私は楽器業界である程度の売り上げは延ばしましたが、なにしろ音楽が趣味で始めたことでもあり、趣味で利益を上げるということの難しさが、私にとって大きな壁になっていました。そこで20年の楽器業界に区切りをつけ、音楽は趣味に徹することとしたのです。そして事業として魅力を感じていた不動産業に飛び込むことになった訳です。54歳の時です。
といって、飛び込んだものの、全く新しい世界で、右も左も分からず、親しい同業者がいるわけでもありません。あれこれと苦労を重ねているうち、古い慣習の業界にまったく違う所から来た者が、新鮮に感じられた面がありました。ようやく半年ほど経って仕事が続いて入るようになりました。音楽仲間や知人からの紹介もあって助けていただきました。一件一件の仕事をお客様の立場で、丁寧に仕上げて、最後にかならず喜んでいただくよう心がけたのがよかったと感じています。 お陰様で、開業から25年、景気の波はありますが、これまで続けて来られました。
そんな中で、強く思うことがあります。
それは、私が50年前に結婚して神戸から奈良へ来たとき、奈良の町が若々しい活気に満ち、それでいて落ち着いているところに魅力を感じていました。
ところが、不動産業を始めて、ある時から、ふっと何かおかしいと感じ始めました。 初めに感じたのは、あこがれの学園前の住宅地の中で、古びた空き家が一軒、ずっとそのままになっている。・・と思ったら、また違う所で一軒古い空き家が、庭木が生茂って道路にはみ出したようになっている。だんだん、この様子が当り前のようになってくると、憧れの町でなくなっていくのです。
同じことが新興住宅地とかニュータウンといって、かつて人気であったところにも見られるようになりました。高齢化が進んだせいだと言ってしまえば仕方がないことなのでしょうけれど、なんとかならないものか、自分が不動産業者としてどうにかできないものか、と考えるようになりました。
長いプロフィールになりましたが、私が「空き家売却アドバイザー」と名のり、「空き家売却相談窓口」を開設することになったのは、以上のような経緯からです。
「奈良県で、今以上に空き家が増加することを防ぎ、安全で美しい街並みを残すことを我社の使命と感じて、不動産事業を遂行する。」という理念のもと、これからも活動を続けます。